【子育て】親こそ鍛えるべき。「ウィルパワー」

子育てをしていると、どうしても子供が言うことを聞かないときが出てきます。そしてほぼ例外なくイライラしてしまうと思います。

これはもう仕方ない、こういうもんだと諦めていたんですが、親がイライラしてしまうと、子供にもそのイライラは感染してしまって負のループに入ってしまいます。

子供は言うことを聞かないものです。というより、知識や経験の不足から良いことと悪いことの区別がつかないだけなんだと思います。ということは、子供に頭ごなしに怒っても仕方ないわけです。

ではどうしたら怒らないように出来るのか?

その答えが**「ウィルパワー」**です。

ウィルパワーとは日本語では「意志力」と解釈されることが一般的です。
この力を鍛えることによって、自己コントロール力が向上します。
つまり、イライラや悲しさといった、自分の感情を思い通りにコントロールできるわけです。これは鍛えない理由がないですね。

この手のお話は大好物なので、今回は自分の備忘録もかねて力を入れて書きました。長文ですが見ていただけたらと思います。絶対損はさせない内容です。

前置きが長くなりましたが、まずはウィルパワーとはどんなものかを見ていきます。

ウィルパワーとは?

スタンフォード大学の心理学者であるケリー・マクゴニガル教授によると意志力の種類として

  • やる力
  • やらない力
  •  望む力

があるとされています。

ちょっと子育てから話は逸れますが、まずはこの力についての説明を。

まずやる力について。
これは退屈な仕事や難しい仕事、ストレスの多い仕事など、なにかとやり続けるのが億劫になる作業をやり続けられる力を指します。
脳科学・解剖学的には前頭前皮質の上部左側のお仕事です。

次にやらない力。
今問題となっている「ながらスマホ」や一般にやってはいけないことなど、衝動や欲求を感じても流されないようにする力を指します。
お仕事エリアは前頭前皮質の上部右側です。

最後に望む力。
自分の目標がるある状態で、誘惑に負けそうになったり、物事を先延ばしにしたりしてしまうのを防ぐ力です。つまり、自制心が問われる場面で発揮する力です。
これは前頭前皮質の中央下のお仕事です。

ざっと説明しましたが、人間の脳は太古の時代から現在に至る過程で、さまざまな進化を遂げています。理由は環境に対応するためです。
太古の時代には自分だけで生きる生活から、共同体として生きるために仲間と協力する力を身につけました。現在では目先の利益より長期的な利益を求める環境から、自己実現などのより高度な利益を求める環境に変わったように時代や環境に合わせて人間は進化しています。

なので、ウィルパワーは生まれつきの強さはあるかもしれません。
でも、特別な人だけが持っている力ではなく、誰しもが持っている力なのです。なので、筋トレを同じく鍛えれば強くなっていきます。

ではウィルパワーを身につけると、どんなことが起きるのでしょうか?

イライラしなくなる

これは子育てしていても、していなくても必ず体験しますね。
自己コントロール力がついてくると、人の言動や行動によって心が乱れることがなくなります。
つまり、自分の思い通りにやるべきこと、やってはいけないことを理解し実行することができるようになります。

私自身もそうですが、自己コントロール力がついていないと、子育てでは「感情的になって子供に怒ってしまう(叱るわけではなく、怒ってしまう)」日常生活だと「人の言動がいちいち気になってイライラ」と、結局自己嫌悪に陥ってしまいます。
自己コントロール力を身につけると、感情の起伏が穏やかになり、自己嫌悪もしなくなります。

  • 人のやることを優しく受け止める=やる力
  • 些細なことでイライラしない=やらない力
  • 穏やかで寛容な心を持ち、自分を好きになる=望む力

これは子育てに限った話ではないですが、イライラしなくなるということこそウィルパワーがもたらす1番のメリットといえます。

ダイエットに成功する

勘がいい方はここで「これダイエットにも使えるんじゃね?」と思ったはずです。

そうです。自己コントロール力がつくということは、食事や運動にも適応され思い通りの行動が取れるようになります。

  • 食事をローカロリーでヘルシーなものに切り替えて運動を始める=やる力
  • 甘いものや高カロリーのものは食べない=やらない力
  • やせたら着たい服、行きたい場所などの目標を立てる=望む力

ダイエット法は星の数ほど存在しますが、どのダイエット法にも共通して言えるのがこの「ウィルパワー」がないと成功しないということ。

夫婦関係がよくなる

これはイライラしなくなることで起こることでもありますが、よく夫婦関係を円満にする秘訣は?と聞くと「我慢だ」と言う人がよくいます。
ほんとにそう思いますが、これは相手が悪いとかという意味ではありません。想像してもらうとよくわかると思いますが、相手の気持ちも考えずにズケズケと思ったことを言いたい放題言う関係性がうまくいくはずもないですよね?ましてやイライラした状態で放つ言葉は棘があるのでなおさらです。

ウィルパワーが身についていると、ここもコントロールしていい関係性が保つことができます。

  • 相手の気分がよくなることをする=やる力
  • 相手が気分を害するようなことはしない=やらない力
  • 夫婦関係を理想的な形に近づけようとする=望む力

イライラしなくなるということは、相手を思いやった行動を取れるということでもあります。

「ウィルパワーは感染する」

これは子供に限った話ではありません。周りの人に感染するのがウィルパワー。

夫婦関係がよくなれば、子供はおのずといい家庭、雰囲気の良い家庭で育つ
ことになります。子は親を見て育つという言葉があるように、ウィルパワーのみならず、そういう家庭で育った子は、自分も同じような家庭を持ちたいと思うことが多いといいます(どこだかの本で読みましたが忘れました)

子供が成功する

成功すると一口に言っても、どのからが成功かはそれぞれだと思いますが、要は自分の思った通りの人生が送れる、目標を達成し満足できるということです。

親がウィルパワーを鍛えると、子供にも感染すると説明しましたが、子供がウィルパワーを持つとこんなことが起きるようになります。

  • 勉強や早寝早起きなど、正しいことをする=やる力
  • サボりたくなっても、途中で投げ出さない=やらない力
  • 入りたい学校、職業などの目標を立てる=望む力

親は最終的に求めるのは、自分の言うことを聞いてほしい!ということではなく、子供自身の成功(思った通りの人生を送ってほしい)だと思います。

これを実現するのは、子供自身の努力も当然必要ですが、こういう親の努力も必要だということです。

自分の時間が作れるようになる

意思が弱い人の特徴として「いつも時間が足りない」ということが挙げられます。これは他人に振り回されてしまうことが多いから。自分にとってつまらないと思った誘いも断りきれず、本来やるべき、やったほうがいいことに時間が使えないためです。

これもウィルパワーで解決できます。

  • 時間を有効に使う、誘いがあっても断る=やる力
  • 無駄なことに時間を使わない、無駄な付き合いをしない=やらない力
  • 自分が本当にやりたいこと、付き合いたい人を見つける=望む力

この「ちょっとした付き合い」を断るのは難しいと思います。
人は孤独が怖いですから。

ウィルパワーがあればこれらのことにも取捨選択ができるようになります。
人はみな1日24時間しかありませんので、ぜひ身につけて充実した時間を過ごしましょう。

ではどうやって鍛える?

ここが一番知りたいところかもしれませんね。

様々な研究から**瞑想**が効果的だというのは有名ですが、瞑想もやり方が色々あってとっつきにくいかも知れません。

私的には以下のことに気をつければいいかなと思います。

  • 健康的な食べ物(植物ベース)
  • 運動(バーピーがオススメですが、とりあえずなんでもいいと思います)
  • 十分な睡眠(睡眠不足で脳の唯一のエネルギー源であるグルコースが不足)

 

まとめ

ここまで読んでいただいた方はもうウィルパワーの効能はご理解いただけたかと思います。が、ウィルパワーの研究については、二転三転している状況でもあるみたいなのですが、鍛えておいて損はないかと思います。

子育てでお悩みのみなさん!世のお母さんは本当に苦労なさっていると思いますが、呼吸や姿勢など、ちょっとしたことに気をつけるだけでも大きく変わってくると思うので是非お試しください!科学が証明した力なので!

 

参考文献

 

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